ポツダム宣言の効力は今も続いている



“村山談話を継承し発展させる会” 主催の集会があると、
昨日、知人のHさんから連絡頂いた。

森田実さん、孫崎享さん、そして天木直人さんの三人が
登壇する集会だという。

画像















画像















画像















このような豪華なメンバーが揃う集会は、
そう易々と出来るものではない。

会場は衆院第一議員会館地下1階大会議室だというので、
早速、昼前の電車で出かけた。

永田町駅に着くと午後1時を回っていた。
議員会館地下1階の会場前に着くと参加者と思しき、
年配者たちが列をなして並んでいた。

受付台で氏名など所定の項目を書き込んで受付に渡し、
参加費を手渡し代わりに資料を貰って会場内に入った。

会場入り口で辺りを見渡していると、
午前中に連絡をくれたHさんが手を振っいた。

中央の見やすい場所に席を取ってくれていたのだ。
左横には香港テレビのクルーが一人、カメラを据えて、
開催を待ちかねていた。

司会は、共同代表の内海愛子さん。

主催を代表して、共同代表の田中宏さんの挨拶。

また「村山談話を継承発展させる会」に連帯する、
戦争をさせない1000人委員会呼びかけ人の福山さんが挨拶に立った。

その後、浅井基文さん(元広島平和研究所長)が、
『終戦』70年を前に考えること と題して講演した。

画像















「安倍解釈改憲を撤回し、いまこそ東アジアに平和外交を」
と謳っているとおり、浅井さんは、
安倍首相及び閣僚の歴史認識について、
これに問題があるとズバリと指摘してくれた。

また浅井基文さんの基調講演の後、
政治評論家の森田実さんがコーディネーター役で、
元外交官三人の鼎談が行われた。

メモ書きしたものを羅列する。

○浅井基文さんの基調講演メモ--
・日本は1945年9月2日にミズーリ戦艦上で降伏文書に調印した。
・この降伏文書は・・・天皇、日本国政府及び後継者のために交わしたとある。
・マッカーサー・ノート第2原則では、所謂、自衛権も放棄している。
・-憲法9条- ポツダム宣言の効力は今も続いている。
・日本は北海道、本州、九州、四国の四つであり、
その他の島嶼部の所属は、連合国がこれを決める。
・戦後、米国のアジア政策については、米ソ冷戦崩壊後、
中国の台頭を敵視する考えの下、
日本を先兵として利用する方針に変わった。
・これを受けて、吉田首相は個別的自衛権は有りだと、考えを変えた。
・米国は「戦争の違法化」のなし崩し的に崩壊させている。
・多国籍軍の軍事力行使を国連の集団的自衛権行使に代替させてしまった。
・軍事力による秩序維持にシフトした。
・1945年以降の秩序を新しい秩序に代えようとしている中国、ロシアは、
米国中心の軍事力による、
世界一極支配(ヤクザ支配)をストップするために動いている。
・ポツダム宣言受諾後70年(2015年)に中露は、
対日勝利70周年記念式典を予定している。
・国家間が相互依存状態にある国際経済関係下では戦争が出来ない状況にある。
・それよりも大きな問題が現実に迫っている。
エボラ出血熱、地球温暖化など至急に解決しなければならない問題が山積している。
・日中露の協調路線は今後進めて行くべき方向である。

○孫崎享さん--
・内閣法制局が法律的に日本を支えている。
・5月28日の国民安保法制懇が設立された。
元法制局長官の坂田さん、大森さんも参加している。
・この国民安保法制懇は、
安倍首相の集団的自衛権行使容認閣議決定を非難している。
・今上天皇のお言葉:平和憲法を守るべきと天皇誕生日に仰った。
この大事なメッセージ部分をNHKは、報道しなかった。
政権の圧力があったのかもしれない。
・日本人の70%の国民が安倍首相の紙芝居に騙されている。
・海外の人々は、政府報道はウソだと心得ている。
そのために真実情報を自ら探すことに長けている。
・新自由主義のカネ儲け社会化を進める中東政策に反対しているのが、
現在のイスラム諸国である。
・イスラエルと米国の軍産複合体の利益となるときに戦争が起こる(起こされる)。

○天木さん--
・米国が画策している紛争、戦争であるが、
それだけが悪いのか?
・プーチン、周近平が正しいと言えるのか?
これが正しいとは思えない。

○浅井基文さん--
天木さんの挑発に反論。
・米国は世界はジャングルだと考えている。
一方、アメリカ建国の精神も生きている。
すなわち立憲主義の理想も保持している。
・世界の過半数を占めるBRICSはプーチンを非難していない。
・偏見を持たず、複眼的に考えることが必要である。

○孫崎享さん--
BBCが行ったアンケートによると、
・望ましい国家の項では、軍事力がなく、平和な国として日本が評価されている。

○天木さん--
・憲法9条を活かせ!

○浅井基文さん--
・日中関係には、歴史、領土問題がある。
ポツダム宣言を受け入れた。降伏を受け入れたのである。
これは軍国主義の否定を受け入れたことである。
・安倍首相をはじめ、石破も同じだが、
民主党の一部の人間も脳ミソの入れ替えが必要である。
・ポツダム宣言は日本の領土は、北海道、本州、九州、四国の四つである。
それ以外は連合国が聞けた範囲である。
これが国交の条件である。

○天木さん--

・ポツダム宣言もあるが、中国はカイロ宣言を主張している。
「歴史の検証」は外務省一体でやるべきだ。


これ以外にも初耳であるお話が続いた。
尖閣問題棚上げに関する外交文書の問題に関する質疑があった。

一番の先輩格の浅井さんに質問が飛んだ。
すると当時の外務省には、逐語記録が正式には存在しませんでしたと仰った。
これほど当時の外務省は、いい加減だった(天木さん)のだと古巣を嘆いた。

それとも各論が飛び交う現在、
立場上、今更真実を伝えにくいのかもしれない。

それにしても米国には数十年後に公文書公開制度がある。
どちらが真面な国家なのかは明らかである。

しかし、これが敗戦国ゆえ出来ない所以なのだろうか?
それでも議論は尽くしてもらいたい・・・。



ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 2

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
ガッツ(がんばれ!)

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック