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zoom RSS “積極的中立” のモンゴル国に見倣え

<<   作成日時 : 2015/10/29 14:33   >>

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昨晩、一般社団法人勁草塾 戦後70年記念連続講座があり、
特別講演 「モンゴル国と日本、駐日モンゴル大使に聞く」 と題する、
ソドブジャムツ フレルバートル大使の講演を聴きました。

講演内容は、大体以下のようなものでした。

日本とモンゴル国の外交は43年前に始まりましたが、
丁度その頃は、共産主義の国家の時代でした。

ソ連の衛星国として存立していた時期です。
それが25年前のソ連崩壊前夜に共産主義から脱しました。

1990年3月、若者中心の民主化運動によって、
半年で共産党政権を打倒し野党政党が政権を握り、
それで民主主義国に変わったのです。

この民主主義国に変わったことで、
モンゴルは大きく発展することが出来ました。

安倍首相は僅か4時間でしたが、モンゴルを訪問して戴きました。

この訪問は良い結果を齎しています。
歴代首相で二度も訪問して頂いたのは初めてではないでしょうか。

是までモンゴル人は日本を悪い国と見ておりましたが、
それは1939年にノモンハン事件を起こした日本であることと、
その日本が米国と一緒になっている様を見ていましたので、
悪い国だと評価していたのです。

しかし、その評価は、今では180度変わりました。

現在、モンゴルの日本感は 「三つのK」 で表現できます。

一つ目は感謝です。
二つ目は関心です。
三つ目は期待です。

その1:
ソ連崩壊後に独自の歩みを始めましたが、
コメコンや旧ソ連の支援が途切れて、モンゴルは困窮しておりました。

その時期、モンゴルは独立国として歩み始めました。

モンゴルの自立に協力してくれた国は、色々とありましたが、
その中でもインフラ整備等、
必要なものの半分は日本が協力してくれました。

日本と戦略的互恵関係を結んだ後のモンゴル国では、
戦略的パートナーシップの成果が上がっています。


この25年間でモンゴル人の日本感がすっかり変わりました。

その2:
新しい発展へのスタートが今、始まりました。

今、期待する国は日本です。
好きな国も日本です。


このように民主化したモンゴル人の日本評価は絶大です。

その3:
モンゴルは中央アジアの北部にあり、
総面積は日本の4倍、人口は60分の1の古くて若い国です。

2220年前に遊牧民たちが作ったフンヌという国家が始まりですが、
そのモンゴル大帝国(古い国)が今、民主国家になったのです。

70年間の旧ソ連の衛星国だったモンゴルが、
25年前に共産主義を拒否して以後、
総人口の70%が35才以下という若い国となりました。

主な産業は、牧畜と農業+それを加工する軽工業です。

そしてモンゴルの民主化のもう一つは外交です。

ソ連の衛星国時代にはクレムリンの指示に従っていましたが、
現在はモンゴル国として、独自外交を展開しています。

それは世界のあらゆる国と平和的な関係を築くことです。
大国ロシアと中国の間で培ったバランス感覚を持ち、
“積極的中立” を貫いています。

これは新しいことでもなく、また簡単ではありませんが、
バランス感覚の延長線上に出てくるものです。

一方、中国とロシアとの協力関係が協力になると、
これはモンゴルにとっては外圧となります。

そこで 「中立宣言」 をしたのです。

モンゴルは北東アジアの一員として、
政治と安全保障に関して貢献したいと考えております。

話し合いで一つ一つ解決するための
メカニズムを作ろうとしているのです。

「ウランバートル対話」 として、
対話の場を提供したいと考えています。

そして、まず「北朝鮮と日本」の会談を望んでいるところです。

モンゴル国は国連で、
一国で非核地帯(ステート)とする宣言をしました。

そこで主張した、
政治と外交的手段による安全保障が認められたのです。

北朝鮮、イランが核兵器製造を止めるよう、提案しています。
モンゴルを見倣ってもらうよう提案しているのです。

これからのモンゴルの目標は、
農業と牧畜の近代化、鉱物資源の開発発展などです。

モンゴル国は、石炭、金、銀等の地下資源が豊富にあります。

これらの開発には、鉄道、電力等のインフラが必要ですが、
このインフラ整備に関して、日本、モンゴルの関係が、
戦略的パートナーシップに基づいて、
より緊密になることを期待しております。


さらにモンゴル国への投資、国会と国会の連携、
教育関係では、交換留学生制度の交流等を通じて、
両国の関係が深まることを期待しています。

両国関係がより発展するチャンスは、
オリンピック、相撲などスポーツにあり、
かつ文化交流、市民団体の交流に存在します。

(略)


また会場からの質問に答えて、一つ耳に痛い言葉がありました。

それは日本人は真面目で一所懸命に良い仕事はしてくれますが、
行動に出るまでが、遅いということです。
日本人の性質をよく見ていると思います。


講演が終わって、大使に尋ねました。

だいぶ前に新聞に載った記事のことですが、
福一事故で出た放射性廃棄物を
モンゴルの地下に埋めるという記事のことです。

その記事のことを大使は、御存知でしょうかと訊ねたのですが、
大使は、両国の政府間では正式な話は出ていないと仰いました。

そのようにしたいという勢力があるのではないかということでした。
(アドバルーンを上げ、世論を確かめるのでしょうか?)

もしや国土が日本の4倍あって、人口が少ない大地に埋めるなどという
目論みは、ある意味差別的な考え方であり、
原発を僻地に作る考え方、それを海外で実現などと、
そんなずうずうしいことは、絶対に受け付けないで戴きたいものです。

経済的発展の代償が廃棄物の捨て場になるのは頂けません。
このような取引は国家の恥となります・・・。


















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